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シマウマ、シマウマ

2009.09.10 Thu
664 名前:おさかなくわえた名無しさん[sage] 投稿日:2009/09/01(火) 20:17:50 ID:0SzadyZb
池袋にはいくつか古い映画館があった
格安で二本立て、三本立ての映画が観られたので、K君ともよく行った

その夜、K君と自分は映画館からの帰りにトイレへ行きたくなり、仕方なく裏通りにある公園へ行くことにした
映画館から二、三本路地を隔てた所にあるのだが、広さのわりに樹木が多いため昼間でも薄暗く、人気の無い公園だった
あまり気は進まなかったが、他に思い当たる場所が無かったのでその公園のトイレを使うことにした
トイレの明かりはついていなかった
見ると天井の蛍光灯はすべてはずされ、外から差し込む街灯の光で辛うじて三つ並んだ便器が確認できる状態だった
自分が奥に立ち、一つ空けてK君が立った。気味悪さを紛らすため、映画の話などをしながら用をたした
さて、終わったとジッパーを上げようとしたとき、目の端で何かが動いた
その瞬間
「うあああああああ!!」K君が叫んだ
びっくりしてK君の方を見た

坊主頭の男がK君の後ろに立っていた

男は後ろからK君の両手首をつかみ、しきりに何か言っていた
「シ、シマ、シマウマ、シマウマ・・・」
そう聞こえた
あまりのことに訳もわからず、自分はとっさに男の足を思い切り蹴っていた
すると力が緩んだのか、K君が男の両腕を振りほどいて、外へ飛び出した
自分も飛び出し、後は二人でひたすら走った。後ろで男が何かわめいていたが、振り返らずに走った
しばらく走って、男が追いかけて来ないのを確認して道路に座りこんだ
「シ、シマウマ・・・シマウマて、わ、わけわかんねえ・・・」息をきらしながら、自分は言った
するとK君は首をふって、やはり息をきらしなが言った
「し、しまうな、しまうなって、言ってたと思う・・・たぶん・・・」
それからしばらくは、安堵のためか笑いが止まらなくなり、二人で息をきらしながら笑った
二人ともジッパーは全開だった

後日聞いた話では、その公園は一部の紳士の社交場だったらしい
あの夜以来、公園のトイレには絶対に入らないようにしている

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